ヤマキ木浪海産


「本当に美味しいだしが出る」と人気のやきぼし
「木浪海産」は明治時代から続く「やきぼし」専門の老舗です。
「やきぼし」の主原料は津軽海峡付近で獲れる「イワシ」。 津軽海峡は寒流(親潮)と暖流(黒潮)のぶつかる潮目にあたり、多くのプランクトンが集まる資源豊富な漁場です。
「木浪海産」の「やきぼし」は、浜に上がったイワシを串刺しにして1週間ほど天日干しにし、焼いて乾燥させ選別しています。
「やきぼし」は全体のおよそ80~70%が業務用や加工用として出荷されます。 贈答用としては外観をある程度形のそろった見栄えのするものだけを選んでいるため20%~30%程度しか残らないのです。
カカタクチイワシのやきぼし

写真はイメージです。
平成20年にTBS系のテレビ番組「ぴったんこカンカン」で「津軽のラーメンがなぜ美味しいのか」という取材があり、石塚英彦さんと安住紳一郎さんの2人が弘前の老舗ラーメン店で人気のある理由が何かを調べたところタレのだしが「やきぼし」である事を知り、さっそく出荷元をリサーチして平館の「木浪海産」へたどり着きました。
津軽地方では古くから「お味噌汁」「そば汁」「煮物」など来客をもてなすとき、どこの家でも「やきぼし」でだしを取っていました。最近は化学調味料の普及や漁獲量の減少による魚価の高騰で「やきぼし」を使う家庭は少なくなり「煮干し」で代用したりしています。しかし、相変わらず青森県内の「ラーメン屋」さんではお客様にその店の伝統の味として「やきぼし」でだしをとる店が多くあり、固定客にも根強い人気です。 「木浪海産」では業務用の焼き干しも対応いたします。