カゴは空です
津軽味噌醤油株式会社


家庭に愛されて創業100年の「マルシチ津軽味噌醤油」
開湯八百年という歴史のある湯の町「大鰐町」で1910年(明治43年)12月に創業された「マルシチ津軽味噌醤油」。
日本で唯一、温泉熱を利用した伝統の製法で津軽の家庭に親しまれている「津軽味噌」「醤油」を造り続けています。
「津軽味噌」とは青森・津軽地方で醸造された長期熟成の赤タイプの米味噌を主にいい、麹歩合は低く、塩分は高めで辛口ですが、醸しだされるまろやかな旨味が特徴です。
昔ながらの伝統の味を受け継いできたマルシチの「津軽味噌」は地元でもファンが多く、最近では雑誌等で紹介され新しいお客様も増えてきています。

数年前まで醤油が入っていた木樽。大正五年に木樽が作られた事と作った人の名前が残っています。

昔は原料の大豆をトロッコに積んで運んでいました。その名残でレールの跡が。
商品の醸造が行われている工場には、長年使われてきた設備が随所に残っています。
マルシチでは昔ながらの設備も活用し、あえて機械を使わず、職人特有の五感が必要となる手作業の工程を残すことで古くから愛されてきた味を継承しています。
できあがった津軽味噌、醤油はおじいさんもおばあさんも食べてきた昔懐かしい味。
近年では素材を青森県産・国産にこだわるなど、さらに安心・安全の味を追求し、大手企業にはできないマルシチらしさがあふれた商品をお届けできるように日々進歩し続けています。
食卓にぜひ、津軽のおいしい醤油・味噌をご利用ください。

日本で唯一の温泉醸造には、源泉70度の温泉熱が使われています。

米を蒸す大きな釜は昭和生まれの機械。現役で活躍しています。

醸造室は室温30度で保たれており、石のタンクの下に温泉水が通ったパイプが通っています。

手作業の中でも重労働な味噌の天地返しは、味噌を均一に熟成させるための重要な作業です。一定の期間ごとにタンク一杯に入った味噌を空のとなりのタンクへシャベルで移し変えます。

子供にも分かりやすい製造工程の図 地元の小学生が社会見学にくることもあります。

白ご飯に生の味噌を塗った「味噌おにぎり」