カゴは空です
烏城焼


自然釉にこだわる陶芸家・今井理桂の世界。

津軽烏城焼・三筋工房では窖窯と登り窯で焼成しています。薪は主に赤松で、釉薬はいっさい使用せず、全て自然釉です。
自然釉とは、窯の中で薪の灰が作品に付着し、それが高温になって融けたものです。
従って焼き上がりが一品一品全て違います。
また、自然釉にこだわった作品づくりを続けている一方、その作品づくりに影響を与えた日本や朝鮮、中国の古い陶磁器を多数常設展示した美術館を併設しており、焼きもの愛好家にとって心やすらぐ場を提供しています。
自然釉とは、窯の中で薪の灰が作品に付着し、それが高温になって融けたものです。
従って焼き上がりが一品一品全て違います。
また、自然釉にこだわった作品づくりを続けている一方、その作品づくりに影響を与えた日本や朝鮮、中国の古い陶磁器を多数常設展示した美術館を併設しており、焼きもの愛好家にとって心やすらぐ場を提供しています。
三筋工房

窖窯と登り窯で自然釉にこだわった作品づくりを続けています。
特に窯場は、長さ15mの窖窯と長さ80mの登り窯を利用していますが、登り窯は、これから長さ150mにする予定です。完成すると部屋数88、1万個の陶器を焼ける世界最長の登り窯が誕生することになります。。
今井理桂 経歴
- 昭和22年
- 12月21日 青森県南津軽郡平賀町に生まれる
- 昭和48年
- 陶芸の道に入る
- 昭和52年
- 9月 足利焼窯元「朋隆」を興す・・・栃木県足利市名草上町
- 昭和55年
- 9月 登り窯完成
- 昭和59年
- 1月 日本伝統芸能文化週間"ジャパンウイーク'84"(フランス・ニース市)招待出品、訪仏
- 昭和60年
- 1月 佐賀県武雄市 古唐津系多々良焼 金子認氏に叩き手技法を師事
- 3月
「飛龍窯」(41段70m)完成 - 昭和61年
- 2月
「飛龍窯」火入れ(5月窯出し)
窯出しと同時に「飛龍窯」を閉じる - 昭和62年
- 4月 シアトル桜祭りと日本文化祭(アメリカ・シアトル)セラミックアート部門招待出品
- 10月 青森県弘前市に「鷹揚窯」築窯(登り窯-厳山、窖窯-渓泉)
- 12月 「鷹揚窯」初窯出し
- 昭和63年
- 8月 「朋隆窯」を閉じる
- 9月
新潟県柏崎市南下に「陶芸の里」建設のための招聘を受け転居 - 12月 柏崎市に登り窯「米山窯」(20m)築窯、窖窯「八石窯」(15m)築窯
- 平成元年
- 1月 「米山窯」「八石窯」火入れ
- 7月
世界最長の登り窯「臥龍窯」(60段100m)築窯 - 平成2年
- 4月 「臥龍窯」火入れ 8月15日窯出し成功
- 平成3年
- 9月 青森県弘前市に転居、三筋工房設立
- 平成8年
- 10月 青森県黒石市に窯場を移し、烏城焼としてスタートする150m大登り窯築窯に着手
- 平成9年
- 3月 平成8年度青森県芸術文化報奨受賞
- 平成12年
- 11月 2000年度国際文化交流功労特別大賞受賞
- 平成14年
- 8月 2002年韓国国際薪窯フェスティバルに講師として招待される
- 平成16年
- 2月 第30回国際公募美術家連展 総務大臣賞受賞
今井理桂 代表作

自然釉三筋壺
最大径19cm 高さ26cm
五輪の思想に基づいて作られた、三本の筋を胴に刻んだ壺です。工房の名称「三筋工房」は、この三筋からきています。
最大径19cm 高さ26cm
五輪の思想に基づいて作られた、三本の筋を胴に刻んだ壺です。工房の名称「三筋工房」は、この三筋からきています。

自然釉平安型大壺
最大径39.5cm 高さ45cm
平安時代に埋経する為に作られた壺の形です。
最大径39.5cm 高さ45cm
平安時代に埋経する為に作られた壺の形です。

自然釉花生引付壺
38×36.5×高さ41cm
70メートルの大登り窯(飛龍窯)で70昼夜焼成した時の作品です。
38×36.5×高さ41cm
70メートルの大登り窯(飛龍窯)で70昼夜焼成した時の作品です。

自然釉大壺
最大径33.5cm 高さ40cm
100メートルの大登り窯(臥龍窯)で焼成したときの作品です。
最大径33.5cm 高さ40cm
100メートルの大登り窯(臥龍窯)で焼成したときの作品です。

自然釉筒花生
最大径12cm 高さ24cm
降り積もった赤松の灰がビードロ化し、美しいエメラルドグリーンの釉溜まりになったものです。
最大径12cm 高さ24cm
降り積もった赤松の灰がビードロ化し、美しいエメラルドグリーンの釉溜まりになったものです。